東京の医大生によるブログ

東京の医大生によるブログ 勉強法 日常

視床下部 下垂体について

内分泌系のマスター調整役として視床下部と下垂体が重要である。下垂体が発生学的に大きく2つに分けられる。

下垂体前葉は外胚葉由来であり下垂体後葉は間脳の腹側表面由来の神経組織である。視床下部による下垂体前葉の調節は視床下部ー下垂体門脈系へ分泌される視床下部ホルモンにより行われている。下垂体門脈系の一次毛細血管叢は視床下部ニューロンの神経終末が分布しているところに存在している。これにより神経終末からホルモンが血管内に放出され血管は集合し静脈となり下垂体前葉に注ぐ。下垂体前葉では血管は二次毛細血管叢を形成し視床下部から分泌されたホルモンが血管から外に出る。

一方、下垂体後葉は視床下部視索上核、室傍核で産生されたホルモンが軸索により下垂体後葉まで運ばれ、刺激があるまで神経終末に貯蔵してある。

 

物の考え方

思考の整理学  外山滋比古

印象的なところ

・物を考えるとき・・新しいことを考えるのに、全て自分の頭から絞り出せると思ってはいけない。すでに存在する物を結びつけることによって新しいものが生まれるのである

・考え事をしていて、テーマができてもそればかりを一途に考えるべきではない、しばらくねかせ、温める必要がある セレンディピティ

・会話が脱線したっていいじゃん

・思考の整理というものは第一次的思考をより高い抽象性へ高める質的変化のことである、、これには寝かせ、時間をかける必要がある

・思考の整理には忘却が最も有効である

・ことわざ

・仕事をし、普通の生活をしながら考えたことを整理して新しい世界を作る

・知的活動3つ 1.既知の再確認 2.未知の理解 3.全く新しい世界に挑戦 

・文学的作品を情緒的にわかったとして満足するのではなく、解釈によってどこまで既知の延長線上の未知がわかるものか、そのさきに想像力と直感によってのみ捉えられる発見の意味があるかを考える

この本を読んで

 本書の前書きにグライダー人間と飛行機人間という2つの比喩がある。前者は受動的に知識を得るもの後者は自力で物事を発明、発見するものである。現代の学校教育においては圧倒的にグライダー人間を製造してしまう節がある。しかしコンピューターが台頭してきたこの時代において本当に必要なのは、飛行機人間である。

 普段勉強している医学はどうしても詰め込み教育のようになってしまう。これはこれから臨床医学を勉強する上で欠かせない基礎であるから仕方ないと割り切らざるを得ない。しかし、ただ漫然と先生がおっしゃったこと、教科書に書いてあることを何も考えずに機械的に暗記するだけではある程度で終わってしまう。また、日々の生活を医学の暗記にのみ費やし、そのほかの分野について一切の考えを及ばせないというのもよくない。そこで、必要となるのがたくさんの人と会話をすることである。医学部という閉鎖された環境に留まり限られた仲間と心地よい環境で過ごすのも悪くないがそれだけでは成長は望めない。もっといろいろなことをしている人との交流の機会を設ける必要がある。

 

 

効果的な会話方法について 

最近読んだ本についての備忘録

言葉にできる人の話し方〜15秒で伝えきる知的会話術 齊藤孝

要約 

今の世の中いくら知識があったとしてもそれを言葉にして発信できなければ、評価されない。ただ膨大な知識を徒然なるままにひけらかせば良いというものでもない。その場の会話の流れ、空気を読み取り、適切なタイミングや語彙を用いて表現する技術が不可欠である。本書ではこうした自分の思っていることを効果的に伝えることが苦手な人に向けての対処法が記載されている。また、アウトプットに欠かせない知識の蓄え方についてのメソットも記載されている。

 

参考になったところ

・インプットした知識はどんどん人に話すこと(アウトプット)することで自分に定着していく

・キーワード3つをセットにして記憶する

・難しい事象に対しては自分の身に置き換えてみる、小学生、中学生に説明するとしたらどうすれば良いかという視点を持つ

・情報を自分のこととして捉えると定着しやすい

・情報を伝えるときは相手とイメージを共有できるような話し方をする

・知らないことは素直に認め、それを知りたいと相手に食いつく

・アウトプット前提でインプットをする

・学んだ内容を15秒で要約して伝える訓練をする

・情報のフックを増やす

・問題解決能力・・・何を解決しなければならないのか、相手に理解してもらうためには相手の教養レベルとどんな言葉を使えば伝わるのかを把握すること

・問題解決能力・・・話し方、伝え方ex)情報量が多いときは場合わけして伝える

・相手が自分に対して肯定的か否定的かを読み取る          

 

今から実践できることが数多く記載されています。皆さんも今後の生活をより豊かにするためにこれらを意識すると良いと思います

 

医学生による勉強法の紹介 大学受験 暗記法

今年もセンター試験が終わり、私立医学部の1期も2次試験が終了しましたね

 

国立大学の受験を控えた人はあと一週間を切りました

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ここから受験に備えてあと何ができるのか

 ズバリ、今まで使ってきた参考書、テストの見直しをし、暗記すること、そ

 

してアウトプットすることが重要である.......

 

とよく言われるでしょう。しかし、具体的にどうやって見直し、復習をすれば良い

 

のかわからなかった人も多いと思われます。

 

テストにおいて一番大切なのはは与えられたキーワードをきっかけにしてこれまで

 

勉強してきたことを瞬時に思い出し、再現することのできる力です。この力を養う

 

ためには自分が先生になったつもりで友人や親に説明をしましょう。その際につっか

 

えてしまったところがあなたの弱点です。

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※効率の良い暗記法

 

 僕は青いペンで紙に暗記したいことを何度も書いて覚えていました。しかしこれでは

 

暗記するまでに時間がかかりすぎてしまい他の教科に回す時間がなくなってしまいま

 

す。そこで僕がテストを受ける前に行っている勉強の流れを紹介します。

 

1.暗記したい範囲を声に出しながら青ペンで紙に書き込む

 

2.紙に書かれたものを歩き回りながら音読し続ける

 

※ここでポイント

 文章を暗記する際にまず、核となる単語達を抑える。その単語たちと文の繋がりを意識しながら暗記をする

 

3.少し暗記したと思ったら紙を見ずに声に出して言ってみる

 

  →つっかえてしまったらもう一度ステップ2をやり直す

  

  →スラスラ言えたらステップ4へ

 

4.最後に暗記したことをもう一度青いペンで紙に書き出す

 

※ゴロ合わせを自分で作ろう

 

 これだけでは本番のテストで聞かれた時に慌ててしまい頭が真っ白になって空欄を作

 

ってしまう可能性がある。そこで自分だけのゴロ合わせを作っておくのである。自分だ

 

けのというのがミソで、苦労してゴロを作っているうちに自然と暗記してしまってい

 

ということも十分あって一石二鳥である。テストという緊張した時間においてゴロ合

 

わせというきっかけを頼りにしていままで暗記してきたことを思い出すことができま

 

す。

 

 

 ゴロ合わせを作るコツ身近な人の名前を絡めたり、少しHなものにするということです。笑

 

最後に

 僕が医学部受験をし、また入学したあと数多の試験を受けて培った全てを記しまし

 

た。これからもこの方法を使って乗り越えていきたいと思います。皆さんも参考にして

 

いただけたら幸いです。最後まで見ていただいてありがとうございます。今後新たな発

 

見があったら追記していく予定です。